* 交通事故過失割合
交通事故の場合特に交差点内では、その交差点の形状で、お互いの過失の割合が決まります。現状では当事者間しか関係者がいない事が多く、これを覆すことは非常に困難です。
3例ほど同じタイプの交差点を見てみましょう。
条件:道路の幅員=同じ
赤・青共 直進
基本 赤の過失 4割
青の過失 6割
理由 左方優先で赤が1割(1ポイント)よくなります。 修正は可能か!
赤・青共重大な過失があればその都度 変更になります。
修正要素: 見透視のいく交差点か・夜間か・著しい過 失か・ 重大過失か・減速したか・一方が大型車か・・・ ・など
条件:道路の幅員=同じ
青に止まれの標識とラインあり
赤・青 直進

基本 赤の過失 2割
青の過失 8割
青に止まれの制限がある。
修正は可能か! 赤・青共重大な過失があればその都度変更になります。
修正要素: 著しい過失・重大な過失・一方が大型車か 減速があるか・青の一時停止後交差点へ進入か・・など
一方が優先道路である場合(交差点内に白・橙色等の破線及び直線がある)
赤・青 直進
基本 赤の過失 1割
青の過失 9割
赤の進行方向に沿って交差点内に白の破線あり、修正は可能か! 修正要素は少ないがある
修正要素: 著しい過失・重大な過失・大型車か・・・
青の明らかな交差点内進入か・・など
【 本の紹介 】
交通事故過失相殺率の専門書・・・多くの専門家や保険会社の審査員が常時携帯する本
判例タイムズ社の「民事交通訴訟における過失相殺率の認定基準」有名です。
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